設計事務所に頼むと高そうだ、あるいは設計料は無駄な出費と思い込まれている方々がいらっしゃるようです。
設計料の額は建物の用途・規模によって違いますが基本・実施設計+監理業務を含めて工事費の7~13%程度です。
(事務所によって設計料の決め方はまちまちですが、用途・規模・工事費によって料率を決めるやり方が一般的とおもわれます)
初めの相談から建物が完成するまで,ほとんどかかりっきりで調査をし,考え,図面を書き,そして工事現場でチェックもします。
こうした仕事は,あなたが末永くお使いになる建物の質を決めることなのです。
それでも,予算の調整が必要だとお考えなら,そのときは,率直にご相談ください。
建築家に支払う報酬は,あなたにとって,目に見える部分で何倍にもなって,返ってきます。
長い目でみれば,安い買物をしたという満足感が得られる筈です。

設計料は、正確には「設計監理業務報酬」といい、建設省の告示などによって、一定の算出方法があります。その算出方法によると3000万円の戸建住宅で建設費の21.8%にもなります。

しかし実際の場合、建築費の10%から15%の料率を一般的な費用として算定する建築家が多いと思います。
(私の事務所では独自の料率表を作成しておりますが、建設省告示の料率のおおよそ0.5から0.6となっております。)

一方でただ同然に設計してくれる所があって、我々に依頼すると10%程度の費用がかかるとなると、建築にかかるコストが、単純に10%高くなると思われるかも知れませんが、 しかしそれは間違いです。

例えばハウスメーカーの場合は、営業マンの給料やモデルハウスの建設維持費、宣伝費等をかけて営業しています。
その経費は見積には表れないが、どこかで建主に負担がかかっているはずです。

業界関係者では、建築費の3~4割くらいはこれらの経費にかかっている、というのが常識です。

コメントを残す


8 − = 三

Archives

TOPへ戻る